2019.01.09

仕事は”速さ”よりも”早さ”が大切

「あなた仕事はやいね!」って言われると嬉しいですよね?いかにも”できる人”って感じがして。 だけど、世の中みんながそれをできる訳ではありません。中には、何やっても人より時間が掛かってしまうという人もいるのではないでしょうか。

仕事のはやさには2種類ある?

仕事のはやさって、一般的にはその仕事をこなすスピードと考えている人が多いと思うのですが、正確にはこれは速さの話ですね。はやさにはもう一種類あって、それが早さです。

それぞれの意味を調べてみると、

速いとは?

・動作の進行にかかる時間が短い
・進む程度が大きい
・すみやかである

という意味で、正に先ほどの仕事を進めていくスピードのことです。

早いとは?

・ある基準より時間、時期が前である
・始まってからあまり時間が経っていない

という意味を持ち、こちらは時間的について言及する場合に使われます。


実際の働く現場ではどちらが重要なのか?

仕事というのは、依頼する側の人とその仕事をやる側の人がいます。これは上司と部下の関係で考えると分かりやすいですが、経営者でも個人事業主でもお客様から依頼がきた仕事を引き受けるという流れで言えば、基本的には一緒です。

ここで考えないといけないのは、仕事を依頼する側からみた時には速さ早さのどちらが重要かという点。

例えば水曜日が締め切りの仕事が二つあって、AさんとBさんそれぞれに月曜日に依頼したとします。結果は、AさんもBさんも水曜日の朝にはあげてきました。しかしAさんとBさんでは仕事の進め方には違いがありました。Aさんが依頼された月曜日にすぐに仕事に取り掛かったのに対し、Bさんは火曜日の夜、徹夜して半日で完了させてきました。

さて、依頼者側から見てどちらの方が仕事ができる人でしょうか?

そうです。
AさんもBさんも締め切りを守り仕事を完成させたのですから、答えは変わらないが正解です。


新人時代ほど“早さ”を重視しよう!

AさんとBさんの進め方で、Aさんのやり方の方が優れている点があります。
どこか分かりますか?これも依頼する側になって考えてみましょう。

自分が依頼する立場の時に、締め切り(時間)の他に気になること、むしろこれの方が大切なこと、それが仕事の成果(クオリティ)です。

水曜日にあがってきたものが、こちらの想定よりもクオリティが低かったら困りますよね?もしそこからやり直して間に合えばいいけど、そんなリスクは誰しも負いたくない。

なのでそれを防ぐために、途中で進捗状況を確認したいと思うのが普通。

そうなった時に、Aさんのやり方だといいですよね。月曜日には仕事に取り掛かっているので、その日や火曜日に進捗を確認することができます。そこで依頼者に見せて修正点があればすぐに取りかかれるので、時間的にも余裕が生まれます。一方Bさんのやり方では”一発勝負”そこでダメと言われたら終わりです。

特に入社したばかりや、新しい部署に移動したばかりで仕事に慣れていない時は、なおさらAさんのやり方を取るべきです。そして早めに依頼者や上司に確認を取ること。中には「あんまり何回も確認をお願いするのは迷惑なんじゃないか?」と考える人もいるかもしれませんが、そんのことはありません!

最終的に変なものを出されるよりは、しっかりと何回も確認を取って”いいもの”を出せる方がはるかにいいです。それが結果的に、あなたの評価も上げることになりますので、全然心配することはありません。

このように新人時代ほど仕事に取り掛かるまでの時間を短くすること、“早さ”を意識して仕事をすることをおすすめします!

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