2020.10.21

私の就活記 #1 〜自信も経験もゼロから始めた就活〜

25歳アラキさんによる、等身大の就活記録〜前編〜です。

1. 就活を始める前の私


2020年3月半ば、25歳で大学をなんとか卒業し、いよいよ真剣に就職を考えるようになった。大学在籍中は就職活動なるものを一切やらず、このままではまずいとは思っていた。
アルバイトや派遣などを探しはしたものの、緊張と恐怖で電話をかけられず、派遣も登録した後は一歩踏み出せず。勇気も自信もなく、一人では何もできないし誰にも相談できない状況だった。

プログラミングに興味があり、独学もしていて、IT業界で働きたいとなんとなく考えていた。IT業界は人と話さなくても良さそう、いずれ一人だけでも仕事ができそうなんて甘い考えもあった。ただ実際に働くためには具体的に何をすればいいのかわからなかった。


ステップ就職のことは、大学3年か4年のとき、ネットで就職について調べていてたどり着いたのだと思う。ただ当時は連絡する勇気がなく、就職もまだ先のことだと感じていて真剣には見なかった。気になる存在ではあったのか、HPをお気に入り登録していた。

大学卒業後、自分一人の就職活動に限界を感じていた頃、そういえばステップ就職なんてあったなと思い出し、ひとまずLINEの登録だけしてみようと思い、登録した。LINE登録ボタンを押すのに画面の前で40分悩んだのを覚えている。


ステップ就職への最初の印象は、あまりにも自分に都合がいいことばかり書いてあり、そんなものが存在するわけないと思った。半信半疑どころではなく1信9疑だった。
「まずはLINEで友達登録だけしてみるか。変なところだったらやめよう」
「どうせ自分が就職できるわけないけど、無料だし、軽い相談だけしてみよう」
「HPには書類作成不要とか会社見学できるとかいいこと書いてあるけど、どうせ実態は違うんだろうな」
こんなことばかり考えていた。
この頃はまだ、自分が実際に就職することになるとは全く想像できなかった。

2. 初回面談


3月が終わる頃、最初の面談があった。とても緊張して不安だった。
本当に何も知らない自分でもいいのだろうか。
初回から就職活動の心得などの説教が始まるのだろうか。
こちらの話を聞いてもらえず、大量の求人票を見せられ、どこでもいいからとにかく入れと急かされるのではないか。
いろいろ想像した。

実際はまったくそんなことはなく、こちらを知ってもらうことから面談は始まった。自分のこれまでの話、現在の話、大学の話、趣味の話など、一見就職に関係なさそうなことも話した。堅苦しい面談というよりは雑談といった印象だった。
終始穏やかな雰囲気だったので、初対面にもかかわらず自分を出して話すことができた。


IT業界を志望していると話すと、2社の求人を紹介された。会社の基本情報だけでなく、「この会社の代表はこういう経歴を歩んできていて、自分に自信のない人にも理解がある人ですよ」といったことも話してくれた。

そして求人紹介の次のステップは、紹介された会社の選考に応募するかどうかではなく、見学に行くかどうかということだった。いきなり面接に行くかどうかと言われたらきっと断っていた。心の準備もできていない。しかし「面接じゃなく、見学なら」と思い、見学に行く運びとなった。

この時、面談の担当の方が、単なる仕事紹介の担当という認識ではなく、本当に「就職活動のパートナー」といった雰囲気を感じた。ただ、完全に信用したわけではなく、何か裏があるに違いないとも思っていた。

3. 就職に関することはあまりなく、代わりに「STEP ACADEMY」開始


初回面談後、会社見学することは決まったが、コロナの影響で思うように進まなかった。緊急事態宣言が出されたこともあり、様々なところで見学や採用活動が中止となっていたからだ。

そんな中、自宅でも有意義な時間が過ごせるようにと「STEP ACADEMY」が始まる。現役のエンジニアの方に話を聞ける講座や、動画編集の講座などがあった。料金はステップ就職で就職が決まれば全額返金されるという。
なぜここまで利用者にとって得なことをわざわざ始めるのか理解に苦しむが、試しに現役エンジニアによるプログラミング講座を受講する。当時の自分にとっては、講座一つ申し込むのも一大決心だった。


講座の内容は概ね満足だった。自分が志望しているIT業界で実際に働く人の話を聞くことで、確実に就職への意識が芽生えていった。また、一度講座を受講すると、他の講座に申し込む精神的ハードルも下がった。次第に英会話やITの資格などの講座も受講するようになった。

4. 一人で落ち込み、就活パートナーに相談する


5月の間、一ヶ月ほど塞ぎ込んで連絡ができない時期があった。何も一人でできない自分は社会に出る資格がない人間なんだと思い始めた。
正直に就活パートナーの方に状況を話してみると、電話で話を聞いてくれた。連絡しなかったのを責めるどころか、励ましてくれた。

それまではどこかステップ就職を疑っていて、就職活動にも本気になれなかったが、自分なりにがんばってみようと心底思い始めた。


この時、最初から完璧や理想にこだわり過ぎず、小さなことからステップを踏むという考え方をパートナーの方から聞いて、考え方が変わった。小さなことでもいいから、自分にできることをやってみようという気になった。
さらに、誰かに相談することもひとつの進歩だと言われ、人に頼るのは悪いことではないのだと気づいた。

5. 初めての会社見学


初回面談から3ヶ月になる頃、勇気を出して会社見学に行くことになった。
最初は緊張と不安でいっぱいだった。ただ、ステップ就職の就活パートナーの方が一緒に行ってくれるので、なんとか参加できそうだと思えた。もし一人で行くとなっていたら無理だったと思う。

当日は自分含めて3人の見学希望者と、就活パートナーの方1人の合計4人で向かうことになった。見学が始まる1時間ほど前、会社近くの喫茶店で軽いミーティングをした。会社見学の説明や、聞いておきたい質問の整理などをした。見学直前にも事前準備の時間を設けてくれるのはありがたかった。


見学した会社の担当の方はとても接しやすく、質問などもしやすい雰囲気だった。一度でも会社見学の流れを経験すると、「これなら他のところも安心して参加できるかも」と思えた。

この日を境に、会社見学やSTEP ACADEMYの講座を積極的に利用して行動経験を積もうと思い始めた。

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アラキさんの就活記、
その後の会社見学や面接、その中での思考の変化などは後編に続きます。
後編はこちら
私の就活記 #2 〜行動して得た失敗は、成長につながる〜
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