2019.03.10

多様な働き方が広がる中で「就社」について考える

多様な働き方の一つとしての「就社」

こんにちは。就活パートナーのヤマトです。

最近よく目にする”働き方改革”や”多様な働き方”とか”副業・複業”という言葉。価値観は人それぞれなので、それに合わせていろいろな働き方が増えるのはいいことだと思います。

ただ、そういった流れの中で、一つの会社で働ける限り勤め上げるという働き方を、「古い」とか「ダサい」みたいに捉えてる人が増えているように感じています。

と言うのも、この働き方が広まったのは戦後の高度成長期以降です。「社員は家族」というような企業も多く、労働力を安定的に確保していました。

いわゆる、就職ではなく”就社”と言われる考え方です。結果、この仕組みは日本の経済成長に大きな影響をもたらしました。それもあってか、先ほどの「この働き方は古い。」というように見られがちです。

でも、本当にそうでしょうか?

この働き方が合う人って、実は多いのではないかとわたしは思っています。

あなたは、仕事(職場)に何を求めていますか?

ステップ就職に相談に来る方の中には、いじめなどの影響で不登校を経験していたり、家庭内で虐待を受けたりしていた人もいます。そういった方たちの就職相談に乗っていると、”仕事”という領域を超えて”人生”という話になることがあります。

そうやって話をしていくと、その人が仕事に求めている表面的なものではなく、奥にある本質に行き着きます。

それは何か?

言い方は人それぞれ若干違いますが、一言で言うと“自分の居場所”です。

これまで家庭や学校などで存在を否定されたり、弾かれたりしてきたという方たちから、そこに”居場所”がなかったという話をよく聞きます。自分が必要とされてると感じることが少なかったと。

だからこそ、そんな環境にあればあるほど、その後の人生で「誰かに必要とされたい」「世の中の役に立ってるという実感が欲しい」と強く思うのです。

こういう人にとって重要なことは、「自分の居場所を確保し、それを安定的に保ち続ける」こと。やりがいや給与は、順番でいうとその後です。

そう考えると、転職によってせっかく手に入れた居場所をコロコロ変えるのは得策でしょうか?独立したり、フリーで働くことはいいことでしょうか?

この場合、“就社”という働き方はかなりアリだと、わたしは思います。ただし、そのためにはちゃんと自分に合う仕事や職場に巡り会う必要があります。

だからこそ、見学やお試し就職を通して、自分に合う仕事や会社を探せるステップ就職はおすすめです。「自分に何が向いてるか?」も大事ですが、「どんな人たちと働くのが、自分にとって心地いいのか?」それを分かった上で就職先を決められるので、自分の居場所も作りやすいはず。

これは、不遇な過去とか関係なく、全ての若者にとってもいい仕組みではないでしょうか!

私たちは仕事の紹介だけでなく、あなたのこれからの人生も含めて相談に乗ります。気になった方は、お気軽にスタッフまでお問い合わせください。

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