今回ご紹介するのは、コロナ禍でも内定を勝ち取ったアオイさんの就職活動エピソードを
前半と後半に分けてお送りします。
そんな中ステップ就職で就活を始めますが、理想との現実に悩み、落ち込むことも。それでも「今のわたしにできること」を選んだアオイさんの心の内に迫ります。
高校を卒業してはじめての正社員
私は児童養護施設出身で、高校卒業までは施設で過ごした。特別に進学したいという希望もなかったので、高校卒業後は学校の紹介で見つけたゴルフのキャディに就職した。
ゴルフのキャディの仕事内容は、お客様が打ったボールの行き先を伝えたり、クラブを拭いたりなど様々である。
中にはフレンドリーに話しかけてくれるお客様もいて、仕事自体はとても楽しかったけど、上司からのパワハラがとてもひどかった。
特に上司の人に「何でそんなこともできないんだ」と、できてないことをずっと責められ続けていた。
そんなこともあったが、「やってやろう!」という気持ちはあったものの、その反面、自分に対する自信はどんどん無くなっていった。
ゴルフ場では5年間働いていたものの、最後の2年間は辞めたくてたまらなかった。でも、会社からの圧も強く、中々辞められずにいた。
そんな中、昨年の12月末にストレス性胃腸炎とうつ病を発症し、「もう我慢の限界だ」と思考え、思い切って退社した。
そのあとはショッピングモールのアルバイトもしていたが、長続きせず、「あまり自分に合わないな」と思い、すぐに辞めたいと思うようになっていった。
ステップ就職での転職活動スタート
そのあと、「そろそろお金も無くなってきたので、就職しなきゃ」と思った時、知り合いからの紹介でステップ就職を知り、さっそく登録をした。
登録したあとは、早速相談に行った。
最初は30代くらいの年上の人が来るかと思ったら、自分と年齢が近い、めちゃくちゃ若い人が来てびっくりした。「若いから頼りないかも(笑)」と思ったけど、話し始めると、すごく親身に話を聞いてくれた。
ステップ就職の進め方の紹介や、紹介する会社に対しても、一つ一つ分かりやすく説明をしてもらえて、とても良かった。その日は結局2時間ほど話していた。「ここでなら就職活動をしても良いかな」と思えた。
早速、ステップ就職での就職活動をスタートした。
最初はオンラインで見学に参加したり、その後実際に現地に見学に行くようにした。どれも良い会社ばかりで、最初は「行ってみて良かった」と思った。
就活中の迷い
でも、見学に行くうちにどこかでモヤモヤが出始めた。
それは私の中で「スーツを着て都心部でOLをやりたい!」という目標があったからだ。
なので、紹介してくれる会社は良いものの、どこか「理想とは違うな」と思い、就職活動にも乗り気になれず、徐々に沈みがちにもなってきてしまった。
そんな時、ステップ就職の人と電話で話をした。
1時間ほど話をした。その中で、「理想を叶えるために今の自分ができることから始める」という言葉が響いた。その言葉を聞き、まずは「自分にできる場所で努力することから始めよう」と決め、見学に行った会社を受けることにした。
職場体験・面接へ一直線
そこからは履歴書や職務経歴書、面接の準備を猛スピードで行った。履歴書や職務経歴書は以前にも書いたことはあったけど、ゼロからのつもりで作成をスタートした。
8月日曜日の猛暑の中、3時間ぐらいかけてステップ就職の人と一緒に作成をした。それまで志望動機や自己PRなどをこんなに真剣に考えることも少なかったので、大変だったけど、とても良い機会になった。
そのあとも電話やLINEでやりとりをして1週間ほどかけて作成した。大変だったけど、自分の強みや弱みなど自分自身と向き合う機会になったので、とても良かった。
そして、万全の準備で職場体験・面接へ。
当日は2時間ほどの職場体験と、30分ほどの面接があった。職場体験時では、パートの方に交じって実際に働いた。本当に良い人ばかりで、短時間なのに自分の仕事を褒めてくれたりもしてもらえて、「とても暖かい会社だなあ」と思った。
所長の方との面接も、わたしを一人の人間として対等に話してくれている感じがして、とても話しやすかったのを覚えている。この会社の職場体験・面接に行けて、とても良かったと思えた。
勝ち取った内定
ここまで真剣に挑んだのは久しぶりだったので、結果が来るまでは正直本当に緊張した。
結果の連絡が来たときは「よっしゃ!!」という感じだった。自分の努力が報われた気がして嬉しかった。
正直、まだ迷いあったけど、頑張ってつかみ取った結果だったので、まずは「ここで頑張ろう!」と思えた。
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アオイさんの就活記、
就職後のエピソードは後編に続きます。
後半は1/5(火)に配信予定です。
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