他人と比較するのはやめなさい!
それが自己肯定感を下げる原因なんだよ!
わかってる…そんなことくらいわかってるよ。
だけど無理なんだよ。どうしても比べちゃうんだよ。。
比較するという行為はやめられない?
わたしは、他人と比較するという行為はやめられないと考えています。むしろネットやSNSによって誰でも発信が簡単にできる世の中なので、他人の情報がどんどん入ってくるし、それに触れる機会が多いです。(しかもほとんどが自慢やアピール)
SNSをやらないにしても、世の中のほとんどの広告って他社より自社のものがどれだけ優れているか?を伝える手法だし、政治、選挙の場面でも他社を非難することで自分を上げるというは当たり前。こんな環境の中で誰かと比較することをやめるというのは、かなり難しいんじゃないでしょうか?
わたしもブログ書いたり、SNSもやりますが、やっぱ「いいこと言いたい。」とか「多くの人に共感してもらたい。」という気持ちはあるし、他人の投稿を見ては「すごいな〜それに比べて自分はダメだな〜。」とか考えちゃいます。SNSって幸福感にも影響を与えていて、ある研究によると、一定期間SNSを絶ったグループと続けたグループでは、SNSを絶ったグループの方がその後の幸福感が高いという結果が出ているそうです。
今の「いい」は、未来も「いい」とは限らない
そこでわたしは考えました。他人と比較してしまう自分が、どうやったら比較する行為はやめずに楽に生きられるか?!他人と比較する自分を肯定した上で幸福感を味わえる方法がないのか?!
そのヒントが「歴史」にありました。
歴史上の偉人ってたくさんいるじゃないですか?偉人と呼ばれるくらいだから、みんな凄いことをして歴史に名を残しているんですけど、その人たちのことを勉強していくと、偉人の多くは大器晩成型。逆に言うと、若い頃ってけっこうだらしなかったり、おかしなことしてたりする。もっと言うと、蔑まれたり、いじめられてたり、ひどい挫折を経験している人も多いんですよね。みんな迷いながら苦しみながら生きてたんです。
それと、人の価値観って時代とその当時の環境の影響をもろに受けるじゃないですか。例えば中国の歴史を勉強してみると、一つの国として統一されている時代もあれば、分裂していろんな国同士が戦をしている時代もある。それを繰り返して今の中国(中華人民共和国)になったんですけど、その時代時代で法律も違えば価値観も違う。
例えば、お金持ちよりも、勉強できるよりも、「耳が大きい、鼻が長い、背が高い」みたいなことが重要とされていた時代もあったり、混乱期と安定期では求められるリーダー像も全然違ったりします。そして、「盛者必衰」という言葉の通りで、どんなに凄い王様や皇帝が出てきても必ず滅びる。その度に価値観が大きく変わってきました。
「今の時代」「今の自分」だけで見ると、自分はダメだなとか感じることもあると思うけど、何千年という単位で見れば、そんな人たくさんいたし、挫折をたくさん味わった人が達観するともの凄い力を発揮したりという例もたくさんある。そうやって時代って彩られてきたんです。
そう考えると心が楽になるし、今の自分も許せる。そんな気持ちになるんですよね。(これって現実逃避なのか?笑)もちろん感じ方は人それぞれなので、自分なりの楽な生き方、考え方を見つけていけるといいですね。