「まずはやってみよう!」が通用しない。。
こんにちは。就活パートナーのヤマトです。
企業の教育担当の方と話をしていると、よくこんな話を聞きます。
新しい仕事を教える時に、「じゃあやってみよう!最初はできなくて当たり前だから大丈夫だよ!」と言うと、「え〜できません。」と言われちゃうんですよね。どんどん自分でやってみて、どんどん失敗して、それで仕事は覚えていくんだけどなぁ。
でもこれって、教えてもらう側からすると「えっ、、やったこともないんだから、やったら絶対に失敗するでしょ。。なんでそれが分かっててやらすの?!」という感じですよね?
分かります。その不安な気持ち、失敗するのってやっぱり怖いですよね。
「失敗確率を下げる」ことはいいことか?
今の世の中って「成功確率を上げる=失敗確率を下げる」手段ってたくさんありますよね。
例えば飲食店の口コミサイト、そこに載っている点数を見れば、皆が「良い」と言っているお店を選ぶことができます。何かを買うにも事前に口コミを確認するのは当たり前。新しいゲームが出ると、すぐにネットには攻略方法が投稿されます。
「すぐに」「簡単に」「確実に」などのワードは、ヒットを生むためには必要不可欠。ネットでもテレビでも紙面でも、この手の言葉が並びます。
物心ついた時からネットが身近にあり、いつでも簡単に調べられる環境にいれば当然かもしれませんが、特に若い世代でこの傾向は強いですね。失敗確率を下げること自体は決して悪いことではないですよね。
でも、これの裏にはある大きなリスクが潜んでいると私は思います。
成功する人には「失敗耐性」がある
私がリスクと言ったのは、失敗確率を下げることを意識しすぎると、どんどん行動ができなくなってしまうこと。
どんなにやる前に調べたり聞いたりして失敗確率を下げても、ゼロになることはほとんどないのではないでしょうか。逆に、まず行動してみてその結果をもとに考える方が、スピードも早く最終的な結果も良くなることは多いです。
私も仕事柄、経営者やスキルを極めたプロフェッショナルの方など、いろんな立場で活躍されてる方と会いますが、「一度も失敗をしたことがない」という人には会ったことがありません。むしろそういう人たちの方がこれまでの失敗の経験は多いです。
どんなに失敗しても立ち直り、その失敗を糧にまた前に進む。そういった「失敗耐性」があるのです。
これからの時代に求められる真の力とは?
「やってみないと分からない」という考え方がありますが、これってもっと詳しく言うと、「自分がどう感じる(受け止める)かは、やってみないと分からない」ということだと思います。
同じことをやって、同じ結果が出ても、それをどう捉えどう感じるのかは、意外と自分自身では分からないものです。
これって仕事でも同じことが言えます。例えば、工場の生産ラインで単調な作業を繰り返す仕事があった時に、「こんなの単調過ぎてやってられるか!」となるのか、一見単調に見える作業の中にも小さな変化を感じ「結構楽しいな!」と思えるかはその人次第。厳しい上司の下でハードに働くのだって、「自己成長のための学び」と捉えるのか「苦痛やストレス」と感じるのかも、やってみないと分かりません。
また、これだけ変化が早い時代です。AIや機械化などが進む中で、価値観や人間の役割も大きく変化していくことでしょう。そんな時代だからこそ、過去の成功パターンはすぐに陳腐化してしまいます。常に自分をアップデートし続ける必要があります。
その為には何が重要か?
私はやはり「行動すること」だと思います。行動し、失敗してもそこから立ち直れる力。失敗を活かして前に進める力。それこそがこれからの時代に必要なのではないでしょうか。
とは言え、やっぱり最初は誰しも不安です。なかなか一人では初めの一歩が踏み出せないという方もいるでしょう。そんな時はぜひステップ就職の就活パートナーに相談してください。私たちが全力であなたのチャレンジをサポートします!