2022.06.30

この会社でこの人たちと、1/1000ミリを極めていきたい 27歳/中卒/男性

高校3年の冬に高校中退という選択をし、一時は貯金をして大学進学も見据えながらもフリーター生活を続けてきたユウキさん。
長年続けたコンビニでのアルバイト以外の仕事もしてみたいという思いから就職活動を始め、説明会で社員の方が気さくに話しかけてくれた大利根精機株式会社に入社を決めました。
魅力的と思える仕事に出逢い、目標に向けて頑張るユウキさんに話を伺いました。

目次

  1. ①高校3年の冬に中退し、フリーターに
  2.  ▷良くも悪くも目立っていた学生時代
     ▷大学進学を目指していた高校3年の冬に一転…
     ▷フリーターになりコンビニで夜勤の日々
  3. ②1回目の就職活動はすべて不採用だった
  4.  ▷初めての本格的な就職活動は22歳の時
  5. ③2回目の就職活動は、話しやすかったステップ就職で
  6.  ▷学歴や経歴に自信がなくても利用しやすかった
     ▷嬉しかったのは、自分のことを知ろうとしてくれたこと
  7. ④会社選びで一番気になっていたのは「人間関係」
  8.  ▷会社見学に参加して会社の雰囲気を体感できた
     ▷IT企業かものづくりか
     ▷迷ったときは相談しながら安心して進められた
  9. ⑤入社したのは、仲間とともに物が形になっていくことを楽しめる会社
  10.  ▷大利根精機株式会社での仕事は自分にとても向いている
  11. ⑥簡単な仕事ではないからこそ、やりがいがある
  12.  ▷周りから安心して仕事を任せてもらえる一人前の職人に

高校3年の冬に中退し、フリーターに

ー ユウキさん、こんにちは。就職活動を始めるまでの、学生時代の話から聞かせていただけますか?少し遡り、小中学生時代のお話を聞かせてください。

ユウキ:よろしくお願いします!
その頃は比較的集団の中心にいました。
クラス委員をしたり、中学校の入学式では新入生を代表して言葉を述べたり、友達と校内を走り回って先生を困らせたり、いい意味でも悪い意味でも先生の目にとまるタイプだったと思います。
自然とリーダーを引き受ける(やらされるに近かったですが…)ことが多かったように思います。


中学からバスケットボールを始めました。
きっかけは、新入生代表の挨拶をするために入学前に学校を訪問した際に、担当してくれた先生から「バスケ部に入れよ」と言われたことでした。
走るのは得意だったのと、小学校からの友人もバスケットボール部に入っていたなど仲間も多く、楽しかったです。
3年生では部長も勤めましたが、仲間が部活を辞めるのを止める/止めないで顧問の先生と揉め、部長は辞めてしまいました。
当時から仲間思いで正義感が強かったのだと思います。

ー 目立つ生徒だったのですね。高校時代はいかがでしたか?

高校は市内の滑り止めで受けた商業高校に進学しました。ヤンチャな生徒が集まっていましたね。
女子のソフトボールも強くて県外からも生徒が来ていたり、情報処理課もあってオタクと言われる人もいたりと、個性あふれる生徒が多かったです。
簿記の先生は一般企業を経験して先生になった人で、他の先生がしないような話をしてくれたのを覚えています。
友達はオタクの人が多く、3年生の時にはマジック部をつくったりもしました。
高校生活はとても楽しかったです。

でも、ヤンチャな生徒たちと揉めたりもあって学校に行かないことが増え、大学進学を目指していたのに「高卒認定をとっていけばいいや」と思い、3年生の冬に辞めてしまいました。

ー 高3の冬に一転…という感じですね。その後はフリーターをされていたのですよね?

片親ということもあり家にお金を入れる必要があったので、コンビニで夜勤の仕事をしてお金を稼いでいました。
予備校にも通うつもりでお金を貯めようと思っていましたが、学生時代には考えられない金額(20万円くらい)を稼げるのが嬉しくて、給料で欲しいものを買っていたら予備校のお金も貯められなくなり、だんだんと大学進学を諦めるようになっていました。
その後いろんなアルバイトを経験しましたが、その中でもコンビニの仕事が一番長かったです。

1回目の就職活動はすべて不採用だった

ー コンビニでのアルバイトは何歳まで続けたのですか?

27歳でしたね。
22歳の時、正社員になるために一度本格的な就職活動をしました。
若者向けの就職エージェントを利用し、複数社選考を受けました。
飲食店の正社員として最終面接まで進むものの不採用。
その時の不採用理由は「20代前半なのに若々しさが足りない」でした。
他にも営業職など受けましたが全部落ちてしまい、就職活動は辞めてしまったんです。
その後は都内(渋谷)でコンビニのアルバイトを27歳まで続けました。


そのままコンビニで社員になろうと考えていましたが、他の仕事もやってみたいなという気持ちもありましたね。
渋谷のコンビニは治安が悪くてお客さんに殴られることもあり、ずっとできる仕事ではないなと感じていました。
調べたら今のコンビニの仕事を辞めたら失業保険がもらえることが分かり、そのお金で就職活動ができると考えて就職活動をしようと決めました。

2回目の就職活動は、話しやすかったステップ就職で

ー ステップ就職を利用しようと思ったのはなぜですか?

ステップ就職のことは東京都のハローワークのWebページを見て知り、フリーターで利用している人も多いとか、学歴・経歴などこれまでの過去は関係なく就職活動に挑戦できることや、むしろそういう人を応援したいという考えにも共感して利用を決めました。

ー そもそも就職活動や働く上での不安などはあったのでしょうか?

30歳までには正社員として就職したいと考えていましたが、コンビニの仕事以外となるとどんな仕事が自分に合っているのかわからないので、どう仕事(選考受ける会社)を決めればいいのかわかりませんでした。
働く上で何より重視していたのは職場の人間関係。
でもそれは入社してみないとわからないので、変な会社に入ってしまったらどうしようという不安もありました。

ー そのような不安がありながら利用を始めてくださったのですね。

はい。最初面談(電話)する前は緊張していたのですが、話をしてみると意外とラフな感じで気軽に話をすることができました。

担当の中村さんも話しやすい雰囲気を作ってくれて、最初から自分を出せました。
以前利用した他のエージェントは経歴や希望職種を聞かれて、「じゃあ選考を受けましょう!」となりましたが、ステップ就職は、まず「その人のことを知ろう」というのが伝わってきました。
この感覚は以前のエージェントではなかったので、「ステップ就職いいな」と感じました。

会社選びで一番気になっていたのは「人間関係」

ー ステップ就職では何社の会社説明会に参加しましたか?

オフラインの会社見学(説明会)にはIT企業と今働いている会社の2社に参加しました。
その他にはIT企業のオンライン説明会1社に参加したので、ステップ就職で説明会に参加した企業数は合計3社ですね。
IT系2社(A社・B社)の説明会に参加したのは、パソコンを使うのが得意なので一度見てみたいと思ったためです。

A社はキャリアを歩む先に開発エンジニアという道もある企業で、B社はインフラエンジニアに特化した企業でした。
同じIT業界でも異なる業務内容の企業を見られたのは、自分の興味関心に気づき選択肢を絞ることにもつながったので、よかったです。

ー そのうち何社の面接を受けたのでしょうか?

説明会に参加した3社中、2社の面接を受けました。
IT系のA社と、現在働く大利根精機株式会社です。

説明会を通じて、同じIT企業でもインフラエンジニアに限られているB社より、テスター業務から開発業務まで携わることができそうなA社の方が自分のやりたいことに合っていると思えました。
担当者の方の人柄や、過去は気にしない、失敗しても再チャレンジする人を応援したいという会社の考えに共感して選考に進もうと決めました。
また、ステップ就職に登録するまで就職活動をちゃんとせずにふわふわしていたのですが、A社の説明会に参加したことで「業界ではなくこの会社で働きたい」と思えることが大事なんだと思えたことも選考に進む大きな理由になりました。

面接を受け、2社から内定をいただきました。
大利根精機株式会社に決めた理由は、社内の人間関係が良さそうなのと、社員の方も気さくに話してくれて、ここなら自分も周りと良い関係性を築いていけそうだと感じたからでした。
説明会後に感想を中村さんに送ったのですが、大利根精機株式会社については
『1/1000ミリ単位で技術にこだわっている会社で、町工場でありながらインフラを支えているのですごいことをやっている会社だと思ったし、実際に部品を見せてもらってカッコいいなぁと感じた。
会社の雰囲気を感じられたのが見学での一番の収穫だった。
皆さん黙々と作業されているけど、社員同士の仲が悪いというわけではないというのが感じられて、対応してくださった方も気さくださったので人間関係は問題なさそうだと思った。
ものづくりという安定しているという点も良い』
と率直にお伝えしましたね。

ー とても順調な就職活動に見えるのですが、内定が決まるまで落ち込んだことなどはありましたか?

絶対に正社員就職するという覚悟を決めて就職活動に臨んだので、不安になったり落ち込んだことはありません。
就職する上で一番気になっていたのが会社の人間関係なので、会社見学で実際の職場の雰囲気を見れたのは良かったです。

特に大利根精機は会社の規模もそこまで大きくないので、社内全体の雰囲気を体感できました。
また、社員で同じく20代のナカノさんが気さくに話をしてくれたんです。 同年代で話ができて頼れる存在がいたのは安心感につながりました。

あと、担当していただいている中村さんにはとても感謝しています。
以前利用したエージェントは書類の添削サポートがメインでした。
その点ステップ就職は「就活パートナーと一緒に就職を目指している」感じがしましたね。

△ ユウキさん、大利根精機 野口社長、ステップ就職 中村
また、これまではとにかく就職できればいいと考えていましたが、中村さんは「どうしてこの仕事なのか?」や「自分に合っている仕事は何なのか?」を一緒に考えてくれました。
一緒に就職活動をしている感じがしましたし、定期的に連絡もいただいていたので、相談しながら就職活動を進められて安心でした。

入社したのは、仲間とともに物が形になっていくことを楽しめる会社

ー 内定をもらい就職した大利根精機株式会社は、どのような会社なのでしょうか?

1967年に創業して以来、最先端製造装置による精密加工を武器に、数多くの製品を作っている製造業の会社です。
身近なところですと新幹線や山手線の部品、過去にはF1のレーシングカーの部品も手がけています。
自分はそこで機械加工技術職として働いており、NC旋盤・マシニングセンターという機械を使用して、金属材料を削って図面通りの形状にする作業を行っています。
大利根精機の公式Youtubeでは金属加工の様子がよくわかります)

ー ものすごく細かそうな作業ですね。お仕事の魅力を教えていただけますか?

野口社長は、「物が形になっていく楽しさを感じられ、日本人の丁寧さや勤勉さが役立ち、長くコツコツ続けていけるので精神衛生的にも良いのが大利根精機の仕事の魅力」と言っていますが、
自分も、自分みたいにものづくりが好きな人や細かい作業が好きな人にはとても向いている仕事だと思います。

簡単な仕事ではないからこそ、やりがいがある

ー ものづくりの魅力が伝わってきます…!今後の目標はありますか?

今は旋盤という機械を使って金属を削る仕事をしています。
これまでは「荒削り」と呼ばれる大体の形を整える作業を担当していましたが、最近は「仕上げ」と呼ばれる製品の最終工程をやらせてもらえるようになってきました。
とても嬉しいです。
かなり神経を使う仕事ですが、やりがいがあります。


大利根精機は仕事を急かされない環境なので、自分のマイペースな性格と合っていて働きやすいです。
今の目標は、周りから安心して仕事を任せてもらえる一人前の職人になることです。
何年もかけて技術を磨いていく仕事なので簡単な道のりではありませんが頑張っていきたいです!

ー 社内の人や雰囲気を基準に働く会社を決めたユウキさん、その決断が働きやすさややりがいにもつながっている姿を見ることができて、私たちも嬉しいです。これからも応援しています!

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