2022.02.10

コロナ禍でも会って話せる安心感とともに、僕が馴染める会社を見つけました 28歳/大卒/男性

さまざまな機関のサポートを受けながら就職活動を続けてきたケンジさん。
学生時代は、とりあえず形だけでも周りの人と同じように進めようと就職活動をしますが、すべて不採用。
大学卒業後は行政の就職サポート事業を使うも内定に至らず、3年が経過していました。

コロナ禍で他社エージェントとはオンラインや電話のみでのやり取り。なかなか好転せずにいたところ、ステップ就職を見つけました。
自分が必要と思ったタイミングでは直接会ってサポートを受けられるスタイルがケンジさんには合い、会社見学で見つけた自分が馴染めそうな会社から内定をもらいました。
就職して働き始めると、予想もしなかった嬉しいことが起きたのです。

上手くいかないことが重なり、無気力になっていった学生時代


幼少期は年が離れた兄とよく遊んで過ごしていました。
中学高校と特に部活には所属していなく、小さい頃からよく読んでいた新聞の記事を集めたり、古本を探すのが好きでした。
特に小説が好きでよく読んでいた気がします。
兄とは年齢が5歳以上離れていたので、中学生になる頃には兄が一人暮らしを始めたこともあり、話す機会が減りました。

高校時代は特に大きな出来事はなく、アルバイトもせず、3年次には大学受験に受からなかったため、そのまま1年間浪人生活をすることに。
浪人時代は予備校に通って勉強をしていましたが、友達もあまりできず、楽しくはなかったです。
1年間の浪人生活を経て、大学に入学。

大学に進学したのは良いものの、ゼミにも所属していなかったため、友達を作ることができませんでした。
履修もなかなか上手く組めずに留年をしてしまい、いつしか無気力になっていました。

大学時代にも就職活動はしていたんです。
でも「エントリーシート」と言われても何の事かわからず、企業訪問にもどんな服装で行けば良いのか、面接での受け答えや企業の選び方など、とにかくわからないことだらけで…。
そのわからないことを誰に聞けば良いのかもわかりませんでした。
とりあえず周りの人と形だけでも同じように進めようとIT系の会社を5,6社ほど受けていたものの、全て落ちました。

行政の就職サポート事業を使い、3社で就業体験に挑戦

大学はそのまま2018年3月に卒業しました。
卒業後は一人で進めるのではなく、ちゃんとサポートを受けた方が良いと思い、東京都が運営しているサポート事業に相談し、1ヶ月間の就業体験に参加しました。

就業先はITエンジニアの会社で、この会社で1ヶ月間の就業体験をすれば無事に内定を得られるとのこと。
初日こそ頑張ろうと意気込んでいたのですが、ひたすら8時間パソコンの画面に向かって黙々と仕事をしている会社の重い雰囲気に馴染めず、疲れて果ててしまいました。
就業体験中はJavaScriptを勉強していましたが、それも難しくて。
結局、1ヶ月走り切ることができず、就業体験は半月ほどして辞退することに。

その後は就職支援の説明会を受けていたときに、厚生労働省が運営するサポート事業の人とたまたま出会いました。
そこへ相談に行き、まずは様々な仕事を知るという目的で、住宅メンテナンス(水回り)業と病院清掃業にインターンに行くことになりました。

住宅メンテナンス(水回り)は主に団地の部屋の現場に行き、パイプの修理などをしていたほか、使わなくなったパイプを機械で切断するなどし、5日間体験しました。
病院の清掃は主に病院内の部屋の掃除を行っていました。
掃除は自分のペースで仕事ができたので、良かったです。こちらも5日間体験しました。
どちらも体力を使う仕事だったので大変でしたが、体験できてよかったです。

この2社の体験に行った後に「もう少し仕事を見たい」と相談すると、障がい者の就労移行支援の支援員の仕事を紹介してもらい、2021年の3月頃から約1ヶ月間体験をしました。
仕事内容は、障がい者の方にパソコンの使い方を教えたり、事務作業などです。
人に何かを教えることは初めての体験ではあるもののやりがいを感じ、指導員もいい人ばかりで魅力的でした。
朝は出社時間の1時間前に出勤したりと、力を入れていましたね。

そして1ヶ月が経ち、体験終了後はその会社の面接に進むことにしました。
しかし結果は不採用。
正直、本気で働きたいと思っていた職場だったので、とても落ち込み、自分が正社員として働けるイメージも完全になくなってしまったんです。
その後はサポート事業の方から何度か連絡もあったのですが、落ちてしまった申し訳なさや気まずさから返信ができず、一人で就職活動を進めていました。

コロナ禍に出会ったステップ就職


ある日、「未経験 お試し」で検索した時にたまたま見つけました。
お試しでインターンができる点と、オフラインで相談できる点で選びました。

サポート事業の方との連絡が途絶えてからは一人で就職活動をしていたものの、やはり全然うまくいかず、何社かエージェントに相談しに行きました。
しかし、どのエージェントもオンラインで話すのみだったり、いきなり面接の設定などをするような感じで、自分にはテンポというか雰囲気が合わないと感じました。
リモートは相手の温度感がわかりにくく苦手で、仕事も体験しなければ理解できないことが多いと考えていたので、インターンはしてみたいと考えていて。

そんなときに見つけたのがステップ就職でした。
ステップ就職は、コロナ禍でも感染対策を徹底した上で実際に会って相談もできるし、インターン期間もあり、とても良いと思いました。

学歴や年齢など条件があるか知りたかったので、最初は、30~40分ほど電話で話をしました。
自分も利用者に当てはまるとわかったので、その後に市ヶ谷にあるステップ就職のオフィスに行き、直接話をしました。
ステップ就職の印象は、求人の紹介一つとっても仕事内容、理念、福利厚生、残業など非常に詳しく話をしてくださり、わかりやすかったのを覚えています。
その日はITや建設業など様々な職種の仕事を6社紹介してもらいました。
家からも近く、自分のペースで仕事ができそうという理由から、警備の会社に見学へ行くことにしました。

会社見学で見つけた、自分が馴染めそうな会社


警備の会社見学では、社長と人事の人が対応してくださいました。
全体としては1時間ぐらいで、警備の話や会社の理念、行動規範のようなものを聞きました。
まず、社長の人と人事の人の雰囲気がとても優しかったです。
穏やかという印象でした。そして、とても話しやすかったです。
残業の平均時間などについても快く答えていただけました。

事務所も少し見せていただいたのですが、落ち着いた自宅のような雰囲気で馴染めそうだと思えました。
また、見学時には会社の方から、会社の規範や理念、社員の自己紹介が書かれたオリジナルの手帳もいただきました。
見学を終えて、警備は常に必要とされる仕事なので、そういった必要とされる仕事をやってみるのも悪くないと思い、面接を受けることに決めました。

面接までは主に履歴書と職務経歴書の作成を行いました。
作成する時は、ステップ就職のオフィスで相談しながら進めていきました。
以前の就活時に自分で作った履歴書があったので、主に志望動機と自己PRの作成を行いました。
特に大変だったのは自己PRです。

これまで就業経験が全くなかったので自己PRもどんなエピソードを書けば良いかわからなかったです。
しかし自己PRは長所や大業は必要なく、自分の性格でも大丈夫とステップ就職の方から聞き、これまで新聞記事を集めていた経験や水道のメンテナンス時にパイプをミリ単位でもずれないように意識して設置していたエピソードを使いました。
文章は一緒に考え、その後3度にわけて一緒に見直してもらいました。
あとは会社のことを調べました。
会社の理念はもちろん、どんな現場に行くことが多いのか、現場での良いことや悪いことなどです。
準備期間は2週間ほどだったと思います。

就職したら、疎遠だった兄が会いに来てくれて嬉しかった


面接後1週間ほどで正式に内定が出たので、そのまま入社を決めました。
現場配属はスーパーマーケットとなり、現在はそこで警備をしています。
警備といってもただ立っているだけでなく、お客様の誘導をしたり、小さいお店なので混み始めると入場制限をかけるなど、接客業の要素も多くあります。 お昼の時間帯はかなり混むので忙しいですね。
まだ誘導は慣れていないので上手くできず、たまにお店の方に注意を受けることもあります。
やはりはじめての仕事なので大変なことも多いです。
ただ、大変なことも含めて仕事だと思っているので、特に気にしていません。

仕事中に「ありがとう」と言われることもあるので、言っていただけた時はやりがいを感じます。
一緒に働く人は高齢の方が多いですが、皆さん優しいので安心しています。
2人体制で働くので、休みの時間などはいつも話をしていますね。
一緒に働く人数もそこまで多くなく、人間関係の量も僕に合っていて働きやすいです。

また、他の現場ではステップ就職を通して2年前に就職した人もいて、その人と話す機会もあります。
話ができる人がいるのはとても嬉しいです。
仕事については慣れていくことが大事だと思っていますので、まずは仕事に慣れるように頑張ります。

あと、僕が仕事を始めたのを聞いた実の兄が(一人暮らしで正社員として既に働いているので、しばらく会っていなかったのです)、僕に会いにきてくれました。
兄も正社員として働いているので、働き始めた僕も同じような目線で様々な話をすることができて、前よりも仲良くなれた気がして嬉しかったです。

自分の人生、たくさんの手段や人に頼って後悔無いように


一人で探せるのであれば良いですが、僕は聞ける人が周りにいなかったこともあり、ステップ就職の就活パートナーがいて助かりました。
なので初めて就職する人はいろんな就職サービスを使い、自分に合ったサポートを見つけるべきだと思います。
また、自分と境遇が近い人を見つけてみるのも良いと思います。
10年後に「ステップ就職を使って本当に良かった!」と言えるように、これからも頑張ります。

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