2021.12.02

やりたいことがなかった私が「ここでいい」ではなく「ここがいい!」と思えた会社 21歳/高卒/ユカ

やりたいことがなかった私が「ここでいい」ではなく「ここがいい!」と思えた会社

専門学校中退後、コロナ禍でアルバイトとして働くことに不安を感じ、とにかく「正社員」にこだわって就職活動を始めたユカさん。
特にやりたいこともなく、「なんとなくカッコイイ」というイメージで営業職に就くことを決めましたが、入社前研修があまりにハードで内定を辞退することに。
その後は、実態を知らずにイメージで決めて失敗したくない!と、ステップ就職を通して会社見学や説明会、職場体験に積極的に参加して「ここだ!」と思える会社に出会いました。
現在、デイサービスで介護スタッフとして活躍されているユカさんに、就職活動中や入社後のお話を伺いました。

目次

  1. ①初めての就職活動での失敗
  2.  ▷学生時代の出来事
     ▷専門学校中退から右も左もわからない就職活動を開始
     ▷研修3日目で辞退という挫折
  3. ②ステップ就職での就職活動を開始
  4.  ▷ステップ就職の印象
     ▷会社見学や説明会の実態
     ▷ステップアカデミーも活用しての選考準備
  5. ③自分に本当に合ったいい会社との出会い
  6.  ▷入社した介護の会社の様子
     ▷これからの目標
     ▷就職活動中の方へ

初めての就活での失敗

ー こんにちは。早速、お話を伺えればと思います。まずはこれまでの経歴を教えていただけますか?

ユカ:よろしくお願いします。
元々は柔道整復師を目指して専門学校に通っていました。
柔道整復師を目指そうと思ったきっかけは、小学4年生から始めたバスケットボールです。
バスケットボールは成人してからも続けていて、私にとってはもはや生活の一部なのですが、高校2年生の時に大きな怪我をしたんです。
大好きなプレーが出来ずリハビリに通い、部活を辞めようかと何度も思い悩んで本当に辛かった当時、心の支えになってくれたのは整骨院の先生でした。
そんな先生に憧れて専門学校に進学し、柔道整復師になるために勉強していましたが、留年が確定してしまいました。
私には弟が2人いるので、もう1年分学費を親に払ってもらうことはできないと思い、中退することにしました。


ー その後はどのような生活を送っていたのですか?

ユカ:焼肉屋のアルバイトを続けながら就職活動を始めました。
学生時代は焼肉屋以外に整骨院の受付や施術補助、スポーツ用品店、ファミレスでアルバイトをしていて、人と関わることは好きだったのですが特にやりたいことはありませんでした。
目指していた柔道整復師も実は「強いて言うなら」レベルで、正直めちゃくちゃやりたい!というわけでもなかったんです。
周りの友達はみんなやりたいことがあって、大学に行ったり就職した会社を辞めてアルバイトで好きなことをしたりしていたので、余計に「やりたいことがない」ということが不安でした。
その上自分に向いていることもわからなかったので…。
周りの友達には「とりあえずアルバイトでもいいんじゃない?」と言われましたが、コロナの影響を受けやすいアルバイトで働くことは不安だったので、とにかく正社員に拘っていました。

ー そんな中、どのように就職活動を進められたのですか?

ユカ:就職しようと決めた時は専門学校に通っていて、専門分野以外を考えたことがなかったので、そもそも世の中にどんな職種があるのかわかりませんでした。
そんな状態の自分一人で就活をするのは無理だと思っていたので、最初からエージェントを頼るつもりでした。
とりあえずエージェントを使って情報を得ようと思い、合計3社とハローワークを使いました。
特にやりたいこともなかったので、ちょっとでも興味を持った職種を受けてみようと軽く考えていたんです。
漠然と事務職やデスクワークだけは向いてないと思っていた中、なんとなく憧れたというか「かっこいいな」というイメージで営業の求人に応募しました。
これが地獄でした。


ー 何があったのですか?

ユカ:無給の入社前研修があったのですが、朝早くから夜遅くまでみっちりやることがあり、お昼休憩の前に課題が出されるのでご飯を食べる暇もありませんでした。
日付けが変わる頃にくたくたな状態で家に帰り着き、その時間にまた翌日提出しなければいけない課題がメールで届きました。
夜中にその課題に取り組んでいたので、寝る時間はほとんどありませんでした。
「入社したらこんなもんじゃないよ」と言われ、頑張って食らいついていこうとする周りの人達と違って、私は「入社前でこれだと入社後はどれだけ大変なの…?」と不安になりました。
これではとても続けていけないと思い、研修3日目で辞めました。

ステップ就職での就職活動を開始

ー 3日間と言えど、とても大変な経験をしたのですね。そんな中ステップ就職はどのように見つけましたか?

ユカ:インターネットでずっと就職のことを調べていて見つけました。
先程お話しした入社前研修を3日で辞めた経験があるので、ステップ就職の「インターンがある」というところに惹かれました。
とりあえず話だけでも聞いてみようと思って登録しました。

ー 実際に利用してみていかがでしたか?

ユカ:面談前は「ここで面接一社でも決まればいいな〜」ぐらいの気持ちでしたが、実際に面談した後は「ここなら決まるかもしれない」と思いました。
というのも、他のエージェントは何がしたい?実家から通いたい?休日は?など条件ばかり聞かれましたが、ステップ就職は私の性格や考えを聞いてくれたからです。
2回目の面談で、私の性格や考え方に合いそうという企業をいくつか紹介してもらい、早速会社見学に行くことになりました。


ー 会社見学や会社説明会への参加はいかがでしたか?

ユカ:最初にステップ就職スタッフと一緒に保育・教育関係の会社の見学に行きました。
資料を元に丁寧に説明してくれたので、企業や仕事のことがよくわかりました。
対応してくれた方がとても優しく、たくさん質問して私自身についても知ろうとしてくれました。
企業の方から直接話を聞くことで会社の雰囲気や仕事内容がイメージできて、ここで働いたら楽しそうだなぁと思ったのですが、実際に働くとなったらこの距離を毎日通勤できるか?など現実的なことも考えられたので、現地に行ってみて良かったです。

次に他の方と一緒にIT企業のオンライン説明会に参加して、その後、現在働いている介護の会社の見学に一人で行きました。
従業員の皆さん全員が笑顔で挨拶してくれて、「こんな明るいデイサービスがあるんだ!」ととにかくびっくりしたのを覚えています。
介護職に少し興味はあったものの、「キツい」とか悪い噂しか聞かないので正直不安でした。
でも実際に見学に行ってみると、ニュースで見るような大変な介護の現場と違って楽しそうで、「ここで働きたい!」と思いました。
何より会社の説明を聞いて、会社が大事にしている理念や価値観がめちゃくちゃ自分に合うと思ったんです!
こんなに自分の考えと合う会社があるんだ?!とびっくりしたぐらいです。


ー 働きたい会社が決まってからはどのように進めていきましたか?

ユカ:一次面接で履歴書や職務経歴書の提出が必要だったのですが、なかなか上手く作れませんでした。
書類の基本的な作成方法は就活パートナーに教えてもらったし、自分の考えも口頭でならある程度答えられるのですが、それを文章にするということが難しかったです。
特に自己PRはなかなか書けませんでした。
もうどうすればいいの?と思ったけど、ステップアカデミーの書類作成講座を勧めてもらって受けることにしたんです。
講師の方は人材業界で働いていて、面接をする側でもある方だったので、気楽に話している間に志望動機と自己PRがみるみる出来上がっていきました。
自分一人ではあんなに早く出来なかったと思うのでかなり助かりました。
客観的に見た自分の強みも知れたので、受講して本当に良かったです。


ー ステップアカデミー講座を利用して書類作成も順調にされたとのことですが、就職活動中に上手くいかないと感じたことや落ち込んだことはありますか?

ユカ:初めて面接を受けた会社に落ちた時は相当ショックでした。
「これから受ける会社は全部落ちるんじゃないか?」とすら思いました。笑
実際のところ9社受けて5社受かったので、そんなことはなかったのですが、最初は本当に何もわからなかったので。
また、どこへ行っても専門学校を中退した理由を聞かれたので、それを説明しなきゃいけないのが少ししんどかったですね。
あと、就職活動を始めてから就職先が決まるまで2ヶ月弱だったので、今思えばあっという間なのですが、当時はとても長く感じて「なかなか決まらない」と焦っていました。

ー でも最終的には「自分に合う」と思える会社に出会えて本当に良かったですね。就活パートナーとの関係はどうですか?悪いところも正直に教えていただけると嬉しいです。

ユカ:ステップ就職の就活パートナーは、「他のエージェントさんに紹介してもらったところでもいいから、本当にいきたい会社を選んでね」と最初に言ってくれたので安心でした。
他のエージェントは面接の案内があまりに多すぎて、どこでもいいからとにかくエージェントを通して早く就職して欲しいんだろうな、という感じを強く受けました。
頻繁に連絡がきて正直断りづらいと思っていたところ、「受けたくない会社は断ってもいいんだよ。もちろんステップ就職が紹介した場合も。」とも言ってくれました。
最終的にステップ就職を通して就職して、最初は「紹介してもらったから就職先の良いことを話さなきゃ」と思っていましたが、就活パートナーとは気楽に趣味の話とかもできる関係だし、就職先の悪い面やネガティヴなことも話していいんだと思えました。
就活中だけじゃなくて、就職した後も定期的に連絡をくれるのでありがたいです。
仕事のちょっとした愚痴や悩みは友達に話すことで少しはスッキリできるけど、全部をわかってもらえるわけじゃないので、会社のことをよく知っている就活パートナーに話を聞いてもらえて一人で悩まなくていいのは助かります。

自分に本当に合った良い会社との出会い


ー そう言っていただけて嬉しいです。就職先の会社やお仕事について詳しく聞かせていただけますか?

ユカ:私が就職した介護の会社は、一言で言うなら「焦らずに成長できる会社」です。
何をするにも「焦らなくていいから」、「ゆっくりでいいから」と逐一言ってくれることが、業界未経験者の私にとっては本当にありがたいです。
月一回リーダーと面談があるし、同じ事業所のみんなが気にかけて頻繁に声をかけてくれるし、どんな小さなことでも誰にでも聞きやすい、働きやすい環境です。
もっと急がなきゃ!と自分で勝手に焦ってしまうこともありましたが、「利用者さんの安全が一番だから焦らなくていい」と言われて、本当に安心できました。

私がとても共感した「関わる全ての人々に感動を」とか「社員の成長こそ企業の成長」という企業理念を、言葉だけじゃなく本当に体現している会社なんです。
それは1日体験の時に既に感じていましたが、入社してからも日々感じます。
私は元々ポジティブな性格なので結構何でも楽しめるのですが、これまでのアルバイトでは感じたことがなかった「すっごい楽しい!」という感覚を1日体験や入社初日という早い段階で味わえました。
店長が優しいとか仲良い友達ができたとか、そういう面での楽しいとか好きとかならアルバイトでも感じることはありましたが、仕事内容や業務的な面での「本当のやりがい」を感じたのは初めてでした。
感動や成長を大事にするこの会社でなら、自分の性格をありのまま活かせると思ったし、「ここでいい」じゃなく「ここがいい」と思えたのは、この会社、この仕事が初めてです。


具体的な仕事内容で言うと、会社自体は訪問看護事業、訪問介護事業、通所介護事業をやっていて、私はデイサービスで働いています。
私は入浴介助をすることが多いのですが、真夏は結構大変でした。
でもお風呂の後に「気持ちよかった。ありがとう。」と利用者さんに直接言っていただけると、やっぱりやってて良かったと思えます。
利用者さんは認知症の方が多いのですが、ちょっとずつ私のことを覚えてくれたり、ちょっとずつお話ししてくれることが増えたり、レクリエーションで作成したものを家に飾ってくれている、というようなお話を聞けた時も嬉しいですね。

ー とっても素敵ですね。今後の目標も聞かせていただけますか?

ユカ:仕事では、焦らず徐々に一人前になって、利用者さんにも従業員にも信頼される存在になりたいです。
人生では、「コレ!」というやりたいことを見つけて、仕事としてやれるようになりたいです。
今の仕事は本当に楽しいしやりがいも感じるけど、介護が本当にやりたいことなのかは正直まだわかりません。
だから介護に関係していてもしていなくても、いずれは自分で何か目標を立てて頑張っていきたいです。


ー 現在就職活動中の方々へのメッセージをいただけますか?

ユカ:今やりたいことがなくて焦っていても、いつか本当に合う会社に出会えるので大丈夫だと思ってもらいたいですね。
私自身は「地獄の3日間」(営業職の入社前研修)のおかげで、お給料や休日の日数といった条件面より社員同士の雰囲気や企業理念の方が大事だと痛感しました。
だからなかなか就職先が決まらなくても焦らずに、自分の考えや性格に嘘をつかないことが大事だと思います。

ー ここだ!と思える会社に出会えたユカさんがこれからどんな風に成長されていくのか、私も楽しみにしています!引き続き応援していますね!


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