2019.01.11

人間関係で大切なことは自然から学んだ

大切なことは自然から学んだ

プロフィールにも書いてるように、私は九州の長崎県出身です。その長崎の中でも私が育ったのはかなり田舎の方で、周りは山と海に囲まれた場所。だから、子供の頃は自然が遊び場でした。

当時よくやった遊びは、山でカブトムシやクワガタを採る。木の実を食べる。秘密基地を作る。海では、釣りをする。潜ってタコを取る。岩場から飛び込んだりと、遊び場も遊び方も無限にありました。

このように自然は私にとって最高の遊び場だったのですが、それと引き換えに、山で狸や猿に出くわす。蛇が出て皆で逃げる。ムカデに噛まれる。変な虫に刺される。台風の影響で荒れた海や雨で増水した川などで、溺れて死にかけるなど、危険な目にあうこともたくさんありました。

でもそうやって危険な目にあうのは、彼らの領域にこちらが踏み入ってるので仕方がないという意識がありました。地球は人間だけのものじゃない、異なる生物同士が共存しているんだというのを無意識に肌で感じてたんだと思います。

他者の価値観を受け入れようとか、尊重しようとか言われますが、そういった人間関係でも役立つことを自然は私に教えてくれました。それに、どんだけふざけて遊んでいても、「これ以上はマジでヤバイ」という線がどこかは子供ながらに分かってたし、自然の恐さというのも知っていました。

最近自分の子供にもこういう経験をさせたいなと思うんです。じゃないと平気で自然を壊したり、人を傷つける大人になりそうな気がして。こういう「人して大切なこと」というのも理解できる社会人が増えたらいいなと強く願います。