2019.01.28

「凄い人」を勘違いしている人が多くないか?

影響力がある=凄い人なのか?

こんにちは。就活パートナーのヤマトです。

最近、「これは、どうなんだろう?」と感じることがあります。

と言うのは、ネットやSNSでフォロワーが多いとか、「いいね」をたくさん獲得できるとか、それを強みにしてお金を稼いでいる人が凄いという風潮が強すぎるのではと思うのです。

先にことわっておきますが、私はそういう人たちを否定している訳ではありません。多くの人を共感させて引きつける力は素晴らしいと思いますし、プロモーションが上手い、マーケティングを理解している人は活躍の幅は広がるでしょう。
(注目を集めようと過激な行動に出たり、他人を傷つけたり、法を犯したりするのは論外ですが、)

私が危惧しているのは、周りから注目される訳ではない、派手さもないという働き方や生き方は、それよりも劣っているというような発言や価値観の影響が大きくなりすぎることです。

「なんで毎日8時間も働いてるの?もっと簡単に稼ぐ方法考えたら?」とか、海外と日本を比較して「日本人は働きすぎだ。生産性がない。」と主張している人も多く、地道に少しずつ積み重ねていくというのはバカらしいという考えが広がっていると感じています。

私がフォローしている方のTwitterで、下記のようなツイートがありました。

挨拶をするとか
約束を守るとか
嘘をつかないとか
仲間は大切にするとか
弱い者は守るとか
幼稚園で習ったレベルの当たり前を
どれだけ当たり前に積み重ねてきたか否かって歳重ねるたび漏れ出る。
凄い人になる為に凄い事をしようとする人が多いけど
当たり前を当たり前に継続して来た人が一番強い。
※佐藤ゆきこ/yukiko satohさんのTwiiterより引用

私も仕事柄、経営者、政治家、教育関係者、研究者、広告、IT、福祉などなど、様々な業界の人に会います。

その中で、最初は「この人凄いな。」と感じさせるのですが、何度も会う内にボロが出始め、だんだんと最初の印象が下がっていく人がいます。逆に関われば関わる程、その人が持っている本当の力が滲み出てきて魅力が増していく人がいます。

「別にいいじゃん!」「ネット上で力があるし、多くの人から支持も受けているし、人に会わずともやっていけるよ!」という人もいるかもしれませんが、それを仕事にしたり、より広く活動をしようとすると、商談や打ち合わせなど人と会う機会は必然的に増えます。人間同士が関わり合って社会は成り立っているので、これはどうしても起こります。

“本物”は、その人との時間を重ねれば分かります。短時間で手に入れた力や栄光は、その分短時間で衰退していく。メジャーリーガーで世界的な野球選手のイチローもこう言っています。

“特別なことをするために特別なことをするのではない、特別なことをするために普段どおりの当たり前のことをする。”
“小さなことを積み重ねることが、とんでもないところに行くただひとつの道だと思う。”

ステップ就職でご紹介する仕事の中にも、派手ではない仕事もあります。むしろそういう仕事の方が多いかもしれません。それを仕事内容だけで「くだらない」とは思わないでください。今働いていて「自分の仕事が嫌だ。地味で大変だ。」と感じている人も、それは決して意味のないことではありません。

その毎日毎日、一つひとつの積み重ねが、血となり肉となってあなたの体とあなたの未来を作っていくのです。

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